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2013年4月25日木曜日

ヒートガンでスカルピーを焼く

Amazonで温度調整付きのヒートガンが思いの外安かったので買った。


RELIEF 1500Wヒートガン RHG-1500というやつ。

60℃~550℃までの温度が出るそうで、風も送風のみと加熱有りで強弱の三種類がある。送風のみがついていた方が使い終わったあとで冷やすのが早くていいとか何とか。定格使用時間は20分。大きさは普通のドライヤーより1,2周り大きい印象。プラ製で安っぽく、ただそのためか重さは普通のドライヤーに近くて結構軽いという印象。少なくとも電動ドリルとかに感じるような工業用の道具的な重さみたいなものはない。

温度調整は何℃とか指定できるようなものではなく、後ろのダイアルを左にいっぱい回せば一番温度が低く、一番右に回せば温度が高いという程度のもの。非接触型の温度計なんかが無ければ、精度を求めるのは不可能だろう。

用途としては、基板の部品を外すということとか、表面実装の部品をクリームはんだで付けるときに使うとか、シール剥がすとか、塗装乾かすとか、非常にいろいろなことに使える。ただ今回とりあえずやってみたいなと思ったのが、スカルピーを焼くこと。

前の記事でも失敗したとおり、トースターでスカルピーを焼くと結構あっさり焦げてしまうので、いっそのことヒートガンで焼いた方が良いのでは無いかと思った次第。調べてみると、あまり沢山ではないが、ヒートガンで焼くというのも確かに方法としてあった。


で、やってみた。高温に強そうなので、オーブントースターの中で熱風を当ててみた。
結果としては割と良好に見える。少なくとも表面は硬化しているし、焦がすという心配はほぼない。一方向から延々当てたりすると駄目だろうが、適当に動かしていれば大丈夫だ。
トースターと違ってほっておく訳にはいかないのが面倒と言えば面倒だが、トースターより状態がぐっとわかりやすいので安心感は高い。

ちなみに私はヒートガンを使うこと自体初めてで、いったいどれほどの熱風がどれほどの範囲に出るのか分からず非常に怖々と使ったが、吹き出し口からちょっと離れれば風の温度は急速に下がるし、風が狙っている位置以外への影響もごく小さかった。

よく考えれば、これまで彫金でもガラス工芸でもがんがんガスバーナーを使ったりしているのに、間違いなくそれよりは安全であろうヒートガンにそんなにおびえるのも意味が分からないな、と思った。


心配があるとすれば1500Wもの消費電力をうちのボロ家のコンセントが耐えきれるのか否か、というところだが、それはあまり工具の性能とは関係が無い。なんせ、築年数不詳っつうような家である。それは仕方が無い。



RELIEF 1500Wヒートガン RHG-1500
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いちおういくつかアタッチメントとか、塗装とか剥がす用っぽいスクレイパーみたいなのとか付いてるけど、口を細くするやつと広くする奴の二種以外はまああんまり要らないのではないか、という感じがした。