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2019年7月29日月曜日

時間術大全という本を読んだ

自分はあんまり時間に困ってねえな、と思った。

この本がちょっと面白いなと思うのは、目標とタスクの間くらいの粒度の、ハイライト、というやつを設定すべきということと、適宜チャージをしていかないと週の後半には息切れするということで、これは非常に自分の実感にも近い。
私の仕事は自社で使うための業務システムを書くというもので、この時間術で言うような割り込みや大量のタスクというものは降ってきにくくなっていて、うまくいくと一週間ほぼ割り込みなく同じシステムを開発していたりできるのだけど、それでも集中力を高めすぎた状態で行くと間違いなく木曜・金曜くらいは何もやれなくなるということがある。
私の個人的な解決策は、集中力が上がり過ぎそうになったらそれを止めるということで、「集中しすぎだから、ゆっくり行こう」と継続できる速度に落とすという感じだ。書いてるときに問題から多少目をそらして薄目にして(実際に薄目にする)、手の動くに任せたりする。ただこの辺、あまり共感を得られたことがない。

それ以外ではそもそも集中できないと思ったことはないし、テレビも見なければSNSもツイッター多少見るくらいなのでそもそも困ってるということがない。ハイライトを書くというのは結構良いなと思ったので、それはやってみようかなという感じ。



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2019年7月26日金曜日

寝る前に考えて

もう十年以上も、毎日毎日寝る前に何かイカしたアイデアとか、面白い物語とか、いいデザインとか、そういうものを考えて、ひとつだけ得た答えがある。
まず思いつかないし、もしかしたら思いついてるのかもしれないけど、この状態で何か見つけたとしても寝たら忘れる。無駄。

あるいは思いついているときも本当にあるんだけど、思いつているときは眠れないので眠れるときに考えるのは多分無駄。それとも思いつくから眠れなくなるのかな。でもどっちにしろ寝なきゃいけないんだし、寝る前に考えないほうがよいね。多分。

2019年7月25日木曜日

夏休みが始まり、長男にものの作り方を教えたいと考える

長男は夏休みに入っている。次男はまだ幼稚園にも行く前なので、ずっと夏休みだ。
梅雨はまだ開けず、雨降りの毎日が続いている。

長男は話すといつも自分の物づくりの面白いアイデアを話してくれる。ただ、まだ実装力を持ち合わせていないので、アイデアばかりで物を作ることをしない。どうにか親としてうまくサポートしてやれないかなと思う。
よく世の中では、あまり直接的に教えるとかよりは、自分で考えさせたほうがよい、なんていうのだけど、自分の物を作れるようになった方法を考えると、とにかく人のやり方をまず真似て手順を頭に入れてしまってから、本当に物作りというものが始まる気がしている。だから、ともかく完成品を作ってみせて、その作り方を一緒になぞってやってみるというのが良いのかなと思ったりする。



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2019年7月24日水曜日

雨ふりの子

激しい雨が降っていたのに、帰る頃には晴れ間すら見えた。
世界はどうにも自分の預かり知らない力学なるもので動いていて、何をどうしても無駄なんじゃないか、というのが私の世代か、少し上の世代から延々続いている時代感覚ではないかと思ったりする。私の時代の少し上には、その日常を破壊せんという感じの話がいくつもあり、そんな日常でもよいではないか、というものが私の時代に作られ、地震と原発によって我らの日常は奪われた、とはいえこの日常の終わった先に何があるかをちゃんと示した作品はまだあまりない。少なくとも非常に大衆に広く知られるようになったようなものではない。たぶん。
結局その先にも日常が続くんだよ、というのは正常化バイアスにまみれた希望的観測に過ぎない。先の戦争で死んだ人も、先の先の戦争で死んだ人も、先の先の先の戦争で死んだ人も、それぞれの日常を持っていたのだ。日常は奪われる。ある日、なんの脈絡もなく、善人だろうが、偉人だろうが、幼子であってすら、唐突に奪われる。
ただ、それでも私は、私達は、希望に満ちた、甘い空言ではなくて、信じられるような強度のある物語を紡がなくてはならない。生まれついての魔法も、トラックに轢かれた異世界もないこの場所で、それでも確かに世界はやはり我々のものだと信じるに足りる嘘を。
我らのために。我らの子のために。我らの子の子のために。

2019年7月23日火曜日

Rocksmithをやってる

Rocksmith 2014 Edition - Remastered はスチームのセールで非常に安かったんだけど、ケーブルが3,000円くらいしたし、エレキギターが8,000円くらいした。しかしそこはそれ、デラックスな品質の専用コントローラーだと考えるとそこまで高くもない。サウンドハウスで一番安いのを買った。
それで買ってから何週間か、一日30分くらいはやっているけど、ギターが弾けるようになったかというと特になってない。ゲーム自体は微妙に進行しているし大変楽しいけど、ギターは弾けるようになってない。そもそもギターが弾きたくて始めてない。音ゲーがしたかったのである。

音ゲーとして捉えると、このゲームは超むずい。
まず弦をちゃんと弾いて音を出すだけで一苦労であるし、コードは難易度調整的にどうなんだそれという形で指を曲げることを強いられたりするし、押さえる指先は痛くて気づけば皮膚が硬質化しつつある。
しかしその分、異常なまでの奥深さがあり、普通に演奏してスコアを取るだけでなく、いい感じに聞こえるように弾きたくなってくるし、弾けると大変気持ちいい。これは良いゲームだ。終わりすら見えない。専コン(エレキギター)は重いけど弾くと良い音も出るし、なんせ良い。楽しい。



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2019年7月22日月曜日

スローターハウス5を読み直している

ツイッターで好きな小説をいくつか上げたときにふと忘れていたスローターハウス5をkindleで買い直して読んでいた。ヴォネガットの本はどれも、その物語の厳しさみたいなものに反して、ぱっと読んでしまう軽やかさを持っている。
そのスタイルの差っていうのは年代なんかにもよるのかもしれないけど、ディックなんかがものすごくきっちりと物語の中の時間に寄り添って逃げ道のない重厚な語り口であるのに対して、ヴォネガットはあの気のいいヒゲのおじさんがホラなのかなんなのか分からない調子で話しているような気がする。スローターハウス5では小説としてはちょっとびっくりするくらい長い前書き(というよりプロローグみたいなもんだけど)が入ってくるので、よりそんな感じがする。
本というものがあまり読まれなくなった現代においては、ヴォネガットみたいな軽さのほうがより受け入れられるかもしれない。

話自体は、とても好きな作品であるけど、これがなんなのか述べることはむずかしい。我々は時間をひとつの方向に過ぎていくものだと捉えているけど、本当はそうでもないのかもしれない。私は生まれてきて良かったと思うようなあの素晴らしい瞬間の中にいるし、また、生きているのが全く嫌になってしまうようなあの最悪の瞬間の中で立ちすくんでいるのかもしれない。そういう話だ。
これはタイタンの妖女のラムフォードがまさにそう言うことを語っている。



スローターハウス5
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2019年7月19日金曜日

まず書き直さないで進む

文章を書くとき、とくに小説を書くときは、いつも何度もその場で書き直しては進むというようなやり方をしていた。だから全体を通して書き直すことはほとんどなくて、というか読み直すことすらほとんどなかった。
で、文章を書き直しているときの自分の精神状態を観察してみると、書き直すことでとにかく集中力が削がれてストレスを感じていると思った。そのため、日記を毎日書いたり、小説を再び書き出すには、この癖を直すことに集中しなければならないのではないかと思った。
だからとにかくまず思いつくままに書くことを重視して、思ったことを全部書いたあとで別途書き直すフェーズを用意するというのがよいのではないかと思った。
そして、それは多分みんなが普通やっている方法だ。

2019年7月18日木曜日

Leetcodeの問題文で悩む

Leetcode解いてる。英語が下手であることで苦戦することがままある。

https://leetcode.com/problems/maximum-binary-tree/

この問題の説明が、

  1. The root is the maximum number in the array.
  2. The left subtree is the maximum tree constructed from left part subarray divided by the maximum number.
  3. The right subtree is the maximum tree constructed from right part subarray divided by the maximum number.

って書いてあって、正直なんのことかよくわからなかった。
最大値で割れる? 数値が? サンプル割れてなくない?
とか思っててフォーラムを見ると、問題文が悪いしdivideじゃなくてpartitionって書くべきだと言ってる人がいて、「割り算」のことじゃなくて、「分割」しろってことかとやっとわかって、配列を渡されたら、最大値を自分の値にして、その最大値の左側が左のツリー、右側が右のツリーのバイナリツリーを構築しろという問題だとわかった。

問題自体は特に悩むようなところのないものだったので、題意を理解するのが一番大変だった。これが問題をやってるとそこそこ発生する。プログラミング言語の前にまず英語をもうちょい習得する必要があるのかもしれない。


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2019年7月17日水曜日

Bloodstainedクリアした

Bloodstainedクリアした。月下の夜想曲と蒼月の十字架をやったことがあったんだけど、完全にその系譜っていうか、そんなどころじゃなくぴたりと同じ列に並んでるタイトルだった。ちょびちょびジャンプしてキャンセルしながら切りかかったりするところすら同じだった。
同じだったので、完全に同じように面白かった。
斬月の顔がありがちな男前じゃなくて、なんかムイッと口をひん曲げてるオッサンであったのが非常に良かったですね。まあ月下の夜想曲と同じ感じのゲームなので、最後はヴェルマンウェ枠の武器で蹂躙っすよ。