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2018年2月25日日曜日

Premiere elementsからPremiere Proに乗り換えた

Premiere pro。
すごい使いやすい。
鬼早い。

使ってたのはPremiere elements12なのでもう5年前の製品ということもあって、もしかして今のelementsは早かったりするかもしれないし、正確な比較はしづらいのだけど、それでも驚くほどのサクサク感。
私のPCは古いとは言え、もともとゲーミングPCなのでそこそこのスペックとビデオカードなのだけど、ビデオ編集のときは遅いなーと感じることがよくあった。長いビデオを取り込んで、カーソルを動かすと一瞬止まり、コマ送りで見ていても遅れるときがあったり、ひとつひとつの動作ごとにヌッって遅れる。
これが遅いので、最近はCyberLinkのPowerDirector使ったりもしていたのだけど、そこまで違いはない。どのソフトも遅れるし、プレビューが遅れたり更新されなかったりみたいなことはある。

なので、これはスペックの問題なのだろうなと思っていた部分もあり、Premiere proは他のadobe製品も全部ついてくるとは言え、毎月5,000円も払わなきゃいけないし、機能とかエフェクトとか少ないだけで変わらないだろうと思っていた。
それが期間限定で初年度は月4,000円だというので、ものは試しと使ってみたら、驚きの軽さだった。

2時間近いゲームの録画を、マウスでベーっとドラッグしていっても全く遅れずにプレビューが更新されていくし、どこも遅れるところがない。むしろ今までなんで遅かったんだと思うくらい軽い。多分ビデオカードで処理させるとか、そういうことで圧倒的に早くなってるとかあるんじゃないかと思うのだけど、ともかく編集してて感じてたしんどさみたいなものが全くなくなった。
というわけで、お金は正直高いけど(とはいえ価値と比べると高いこともない気もするけど)、大変幸せです。思い切って良かったなという感じ。




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今のは早いとかあるかもしれない。

2018年2月13日火曜日

子供が口癖のようにバカバカ言うのを直す

別に他人がバカバカ言おうが、ウンコウンコ言おうが、ごく個人的にはどうでも良いのだけど、一応親父としてはガキが揉め事に巻き込まれそうな癖はなくしておくべきかと思ったりする。なんせ、うちのガキは言葉の端々にバカバカ言うモードに入るときがある。「いやだバカ」、「やったよバカ」、「いいよバカ」それを咎めるとちょっと変化する。「言ってないよバ」、「知らないよバ」、「バしか言ってないよバ」。

困ったもんである。ほっとけばいつか言わなくなるかもしれない。おとなになってもそんなこと言ってる奴ぁ殆どいない。しかしそれは叱られたからかもしれない。自分が叱らなくて良いという話にはならない。

説得は、それはそれは長いことかけてやってみた。毎日毎日、そういうこと言うもんじゃないと。別に誰に言ったわけじゃなくても近くに居るやつは全員自分に言われたと思うぜと。口が酸っぱくなるほど言った。自分にうんざりした。なんて説教臭いオッサンみたいなこと言うような大人になったのかと思った。それでも直らない。直るわきゃない。

ガキが真似したらどうすんだって、お前が話せよ、みたいなツイートがやたらRTされてた頃があったけど、実際にガキを育てた奴は、すくなくともうちみたいな可愛い悪ガキを育ててた親は、うるせーボケ死ねと思っただろう。俺は思った。俺は真似するからやめろとは思わないけど、そんなくだらない話をどんだけしたってガキが面白がってる悪いこと辞めるわけねーだろ。お前は辞めたのか。俺は辞めなかった。辞めるわけねーだろ。
私はたぶん、ものすごく反抗期も少なかったし、未だに親父を大変尊敬しているし、それでも全然辞めなかった。そういうこっちゃない。これは楽しいことvs退屈なガマンってことなんだ。明日から毎日甘いものとか酒とか全部やめてサラダだけ食って生きていけよって言われて、特に病気でもなんでもないのに、そりゃそうかって辞められるわけない。
そういう話なのだ。

強めに叱ることも、結構した。「誰が馬鹿なんだよ!」と怒鳴ってみた。効果なし。その瞬間しか効かない。それにこの方向はエスカレート以外に行先がない。どんどん声はでかくなり、子供はどんどんその刺激に慣れていき、そのうちぶん殴るしかなくなる。これは違う。バカって言ったくらいでそんなに怒る奴がどこに居る。そいつこそバカである。そんなバカにはなりたくない。そんなバカになるくらいなら子供がバカバカ言ってる方がマシである。

次にバカって言ったらしばらくゲームさせない、みたいなのも上手くいかない。同じくバカって言わなければご褒美がもらえるっていうのも上手くいかない。これらは一見うまくいきそうなのだけど、ゲームの設計的に言うと、現状のプレイ体験(日常生活)の中に報酬につながるものが見えてこないことに問題がある。退屈なトレーニングとか勉強でもそうなのだけど、報酬や罰まで遠すぎると人はそれを感覚的に認識できないからだ。
頭では分かっても、目の前の快楽を抑え込むのは難しい。子供は禁止されたバカバカ言うことを、タバコ吸うみたいなちょっとした快楽としてやっている。じゃあ禁止しなきゃ良いというのも、習慣化している状態ではもはや意味がない。それをガマンし続けたら何か良いことが有るとか、悪いことが有るとか、目の前の快楽の前では弱すぎる。

最終的に、やっと上手く行ったのは、「バカバカ言ったらその日はゲーム禁止(ということにしてるだけで実際の判定は非常に甘い)」+「父は全力でバカバカ言わせようとしてくる」という複合技だった。子供がバカバカ言うシチュエーションというのは結構決まっていて、例えば私が冗談を言ったり、自分が咎められたり(早く歯磨きしろとか)、したときで、そういうときになったら、いかにも(ほーらバカって言ってみろ)みたいなムカつく表情で耳に手を当てて「バ、バ?」とか言ってみる。

うちの子供はものすごく遊び好きで、こういうやりとりが大好きなので、私が誘いをかけると、試されてることに気づき、笑い転げながら意地でもバカと言わない。こうなればしめたもので、子供が勝手に(バカっていうもんか!)と決心を固めてくれるので、ものの半日くらいですっきり言わなくなった。

罰や報酬だけある状態と違うのは、条件を達成するために超えるべきハードルをわかりやすく父が繰り出してくるので、それを避けるというアクションを起こしやすいところにある。そしてそれを避けていると、そのうち言わない習慣ができる。というか言わない方が普通なので、その習慣は結構普通に出来る。アクションが楽しいゲームなら自然とレベル上がるよね、とかそういう感じの話である。

最近子供が、私と同じく、特に人の話って聞かなくても怒られる以外には問題ねえな、という姿勢を早くも身につけ始めているので、最低限必要なことくらいはなんとか工夫して教えておかないとなと思う次第。どうせ小学校も高学年になれば何しようが自分の好きなことしかしなくなる。自分がそうだったように。



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