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2020年10月31日土曜日

もっと愚かなことを

 何も書くことがない、とここ何年かは常に思っていて、というかそれは何も考えなくなったのだという気がしている。老いのせいなのか、仕事ばっかりしているせいなのか、本当に余計なことを考えなくなってしまった。これは非常にまずいことだという気がしている。実際のところ私の仕事なんて私がやらなきゃ誰かがやるような仕事であって、さらにうちの評価制度だとどれだけ頑張ったところで強固なレベルキャップのようなものがあり、何か得することがあるわけでもない。それなのに必死になってしまうのはつまらん手癖みたいなものである。私はもっと仕事なんかを真面目にやっている自分のことを馬鹿にしなきゃならないんだと思う。

プログラム書く以外は飯食っちゃ寝て、動画見て寝てみたいな生活でここ数年が過ぎている。

何かを決めないで物分かり良い顔をしているみたいな処世術を真似事でやっていたら、まるきり自分がそんな奴だったみたいな気持ちに飲み込まれていく。もっと無駄であったり、愚かであったりすることにしか、自分の居場所はないということをどこかで知っているのに、それを無視して生きていくにつれて、自分が自分だと思っていたものが、目減りしていく。

そうしてもはや自分は見当たらず、書くことなんてあるはずもない。

待ったまま数年が過ぎて、もはや若いころみたいに勝手に何かを思いついたりしないのだということが分かって、なるほど自分からやらなきゃならないんだとやっと最近分かってきた。そうして自分のことを、自分だけのことを、自分のための愚かなことを。

2020年10月27日火曜日

私は元気です

目が覚めて朝飯食ったらプログラム書いて、ZOOMで会議して、プログラム書いて、幼稚園に行った次男が帰ってきて、膝によじ登ってきたりしつつまたプログラム書いて。昼飯食ったら、自分の布団でちょっと寝て、長男が帰ってきて、適当に家族とおしゃべりしつつ、特に仕事の効率は下がらず、というか、どちらかというか上がっていて、こういう言い方もなんだけど、夢のような日々。思いもしない良さ、という意味でも、まるで現実味がないという意味でも、夢を見ているみたい。

仕事では一時的にだけ別の部門にいるみたいなことをやっていて、部門としての開発の継続性とか、責任みたいなものと無関係の立場になっているので、ますます楽。楽になってる分で勉強になるかなと思って、要望みたいなものをとにかくできる限り漏らさず全て実現するみたいなハードルを科して働いたりしてるけど、多少の方針の修正程度以外に議論みたいなものを発生させないようにしていると、いろいろスムーズに仕事が回るようになってきて実装に捻出する時間が浮いたり、利用部門が導入に積極的になってくれる度合いがあがったりして、なんというか、こう、嘘のようにあれこれが楽になっている。余裕があると、その余裕でより余裕を作るということができる。

いつまでこんな日々が続くのかなという感じ。どっかでうちの会社も出勤してこいと言われそうな気がしつつ、でも、フルリモートの会社に転職してしまえば、ずっとこんな感じなんだよなと思ったりする。仕事が楽だっていうことより、日々家族と普通にそこにいる人として暮らしていけるのであれば、私はそうありたいな、と思う。