ばかおもちゃ本店:Youtube twitter:@sashimizakana Amazon.co.jpアソシエイト

2013年2月24日日曜日

初音ミクと星の光(手作りボケフィルター)


画用紙でボケフィルターを作った。
ぼけた部分の光の形が丸ではなくて、穴の形になるやつだ。



これを画用紙で作る。動画ではカッティングマシンで切っているがハサミでも同じことだ。
そいでカメラの前面に輪ゴムで取り付ける。



こんな感じ。



そうするとあら素敵。光のボケの部分が星の形になる。
他の作例とか制作部分は上記の動画からごらんいただきたい。
動いてる部分もあるよ!



作ってみたきっかけは船田戦闘機さんの以下のツイートを見てのこと。
できたら楽しいなあと思ってやってみたら本当に簡単にできてしまった。
ちなみに動画の冒頭でもちょこっとやっているが、カッティングマシンはなくともハサミとカッターだけでも全然できるので、一回やってみれば楽しいと思う。

実際にやってみる上での注意点としては、レンズによってフィルターの開口部(星形とかになってるところ)のサイズを考えなければならないっぽいところ。そのあたり詳しくないので厳密に計算とかをしているわけではないが、小さいコンデジなんかだとかなり穴のサイズを小さくしないと光のサイズが変わらないだろう。
(というかコンデジで背景をボカすのもなかなか難しいが)
上の写真くらいのサイズだと、単焦点のレンズ(EF50mm F1.8)だと綺麗にボケの形が変わるけど、標準のズームレンズ(EF–S18–55 IS II)だと穴が大きすぎるのか上手くボケなかった。

かなり用途としては限定されるけど、液晶のビューを見てるだけでもなかなか綺麗で楽しいので、是非作ってみるとよいと思う。

ちなみに動画でぴかぴか光ってるLEDはAmazonで買ったイルミネーション。

イルミネーション LED100灯 ミックス光
FREEDOM
売り上げランキング: 5,731
¥1,000を下回る安さなのにちゃんと光って良い感じ。

最後に豆知識。ボケって外国でもbokehって言うみたい。
ぼやけているってblurって単語もあるはずなんだけど、その差はよく分からない。

2013年2月23日土曜日

ポータル、或いは失われゆくものもある好きな物語たちとか



ポータルを私がこれまでやってきたその他の多くの作品と、大好きというラインで隔てるのは、それが外側へと向かっていたということがなによりも重要だ。しかもその試みはかなり上手くなされている。


ゲームに限定しなくたって、大好きのラインの内側にはそういうものがいっぱいある。ゲームなのに、全力でゲームではないのだとプレイヤーに信じ込ませようとするものとか、ゲームの内側には本当に世界があると語るものとか、ゲームがこの世界のあり方を変えてしまうと言うような話だとか。それらは沢山作られることはなくて、何年ものなかにぽつりぽつりとあるだけなので、それらと出会えた時に、本当に幸せな気持ちになることができる。
それを作ったというだけで、作った人間を尊敬してしまう。
いとうせいこうは決してただの変なメガネのオッサンではない。
ノーライフキングという素晴らしい作品を書いた、天才の変なメガネのオッサンなのだ。 

書淫、或いは失われた夢の物語。というとても古くて今やレアなエロゲーでは、コマンド入力できないように見える箇所でテキスト入力をすることで、プレイヤーがゲームに介入できるようになっている。これはあまりに直接的過ぎて、すこし不格好な気さえする仕掛けではあったけど、それが意図したところは、もちろん同じく自分の意思がゲームに届いたと感じさせることだ。
そしてそれは成功していた。
言うべきことを言えずに悲しく終わってしまった物語で、プレイヤーである自分がもしも声を上げることができたなら。この物語はそれを擬似的に受け入れている。
もっとも、それすら含めて、このゲームを作った深沢さんは、何をしたとしても取り返しのつくことなどないのだ、と言っているような気がするし、セカンドノベルをやったり、2nd LOVEのあらすじを読む限り彼の作品に通底したテーマの気がするが、それはまた別の機会に書く。

脱線したが、そういうゲームがゲームではなく、どこかに本当にあるように、自分の声や意思が通じるように感じるというのは、ゲームを沢山やっている人ほど、ぐっと来てしまうんじゃないかと思う。

もっともポータルが特徴的なのは、それがメタフィクション的な要素を持たないにも関わらず、まるでゲームに本当に自分の意思が反映したのかと思えるような瞬間があることだ。決められたレールを走っているに過ぎないのに、自分が決めて話が動いているように感じられる。
それは他のゲームがそのままゲームの外側を指向するのに対して、ポータルはゲームの内側にさらにゲームを設けて、それに引きつけたのちにその内側からのゲームからの脱出を描くからだ。だから脱出は完全にゲーム内の出来事として描かれるにもかかわらず、プレイヤーは自分が本当にどこかから逃げ出したかのように感じる。


もっとも、本当はゲームはゲームでしかないし、私たちはどこへ行けるわけでもない。
変わらぬ日常をそれなりに繰り返していくだけだ。
いつかどこかへ辿り着く日を夢見ながら。



そんなわけで今回の話に関連する私の好きなゲームとか小説とか。

オレンジボックス【CEROレーティング「Z」】
エレクトロニック・アーツ (2008-05-22)
売り上げランキング: 6,025
ポータル入っててお得、って新品高い。
ちなみにポータル2も面白かったけど、1がやっぱ好き。

高機動幻想ガンパレード・マーチ
ソニー・コンピュータエンタテインメント (2000-09-28)
売り上げランキング: 5,895
G・P・M! G・P・M!
ゲームアーカイブスで買えば良いと思う。
Sエンド見て、そんでAll you need is kill読んでニヤニヤすれば良いと思う。

All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫)
桜坂 洋
集英社
売り上げランキング: 12,357
大好きというわけじゃないが、関連作的に貼っておいた。

BEST HIT セレクション EVER17  ~the out of infinity~ Premium Edition
サイバーフロント (2010-08-26)
売り上げランキング: 3,090
あらためて考えると、別にメタフィクション的な要素より他の部分で良いと感じてた気がする。
物語る能力というよりは、いくつかのギミックが良い感じに作用してまとまった作品て感じ。

ノーライフキング (河出文庫)
いとうせいこう
河出書房新社
売り上げランキング: 130,241
いとうせいこうはみうらじゅんのスライドにツッコミを入れてるだけの人ではないんです。

書淫、或いは失われた夢の物語
Force
売り上げランキング: 2,086
うそみたいだろ。このゲーム当時普通に安かったんだぜ。

セカンドノベル ~彼女の夏、15分の記憶~
日本一ソフトウェア (2010-07-29)
売り上げランキング: 4,623
同じ深沢さんの最近のゲーム。
本文中でも書いたみたいに、死と過去をテーマに深沢さんの作品のことを書きたいなーと思ったりするんだけど、実際書淫とセカンドノベルしかやったことがないうえに、セカンドノベル以外の作品が10年以上前のエロゲーなので入手性とか環境とか時間とかで実現しない。
書淫とセカンドノベルだけで知った顔をしてみようかしらん。


2013年2月19日火曜日

ステーションはんだごてのすすめ

小さい頃父がはんだごてを持っているのを見て、ぼくのお父さんは本当にすごい人だ、と思った記憶がある。父はヒーローだった。何だってできるように見えた。

 もっとも今だって、60を過ぎて自転車を始めて、それまで特に運動をしているわけでもなかったのに、今や毎日数十キロも自転車であちこち出向いている。早足で最寄り駅に行くだけでも息切れしている私からすれば、父は未だヒーローに見える。

 ともあれ、今は私にも息子が居る。

 私は60過ぎて自転車で走り回るのは、体力的にどう考えても不可能なので、電子工作の方面で尊敬されようと思う。一応私はエンジニアとして飯を食らう人間であり、あの頃の父より電子工作の知識は深いと思う。たぶん。

そんなわけではんだごての話である。



今まで何本かのはんだごてを経て、今はgootのミニステーションはんだこて PX-501というやつを使っている。一番最初は単純に安いはんだごてを使い、次に電子工作用のものに変えて、さらなるステップアップに温調付きのものを買おうかなと思っていた。



そのときに、見つけたのがPX-501で、特徴はなんと言っても安いこと。
おそらくステーション型のものでもっとも安い。

goot ミニステーションはんだこて PX-501
太洋電機産業
売り上げランキング: 3,297
goot  こて先クリーナー ST-40
太洋電機産業
売り上げランキング: 840

ちなみにこて先の掃除には上記の水の要らないやつを使っている。
これも上で書いたみたいに、作業をするためのハードルを多少は下げてくれる。
いちいちスポンジをぬらす必要が無い。もっとも水差しを常備したらそれでも良かろうと思う。
こて先の温度低下はステーション型の場合、大した時間ロスにならない。

2013年2月17日日曜日

Amazonランキングをサイドバーに貼るJS

Amazonのランキングなんかのフィードをサイドバーに表示するやつを書いた。
今右側の方に表示されているやつです。
(遅いのでまだ表示されていないかもしれない)

まとめブログなんかでAmazonの商品の一覧が大きめの画像で、アフィリエイト付きでずらっとサイドバーに並んでいるやつがある。ああいうのが良いなと思った。ただ最初にざっくり調べたところでは、Amazonの検索なんかの機能はAPIの利用申請を出して発行されるキーを利用して、サーバーサイドからリクエストしなきゃならないみたいで、ややハードルが高い。

更に調べて、以下の記事を見つけた。

Amazonで指定したカテゴリのベストセラー商品を表示

これはAmazonのベストセラーなんかの商品のRSSを、Googleのajax  feed apiというjavascriptからRSSが読み込めるサービスを利用して読むもの。書いた、と冒頭に書いたけど、実際のところ私のコードはほとんどこれと同じ。
なんせ、非常にシンプルで特に変える必要が無い。
サーバーサイドの仕組みもこちらで用意する必要がない。

上の記事をざっくり読めば、あとはRSSのフィードのURLを拾ってきて、表示部分のコードを自分で実装さえすればJavascript利用可の場所なら商品画像を展開できるようになる。

デザインも含めたコードはGistにあげてあるので、使ってみたい人はそっちからダウンロードしてローカルで実行してみて、自分の好きなように書き換えてみると良いと思う。

Amazon-feed-sidebar-js

元の記事と違うことをしている部分としては、contentに入っているHTMLタグからjQueryで画像のリンクを拾って、サムネイル利用のためのサイズ指定を削っているところと、サイドバーっぽい表示を行うために書いている部分くらい。

Amazonの画像のサイズとかに関しては以下のサイトを参考にした。
あんまり私もよく分かってないです。

Amazon 商品画像のカスタマイズ

サイドバーに納めるためのスタイルとしては、横幅を固定で指定したらはみ出た部分を非表示にする(overflow:hidden)ようにして、商品の画像にネガティブマージンを指定して、画像の真ん中の方が表示されるようにしている。

そんなわけで、ご自由にコピペしてアフィってね!

2013年2月11日月曜日

カッティングマシン(シルエットカメオ)のある日常

昨年に買ったままだったカッティングマシンを使ってやっと動画を作れた。

いつもナレーションが過多になりがちだけど、言葉がなくても理解できるというのが動画の利点であろうと思う向きもある。でもなかなか難しい。説明した方がよほど楽だ。

使ったのはシルエットカメオというグラフテックの製品で、クラフトロボの後継機。

▲シルエットカメオ 小型といいつつ、それなりのサイズ


グラフテック シルエットカメオ 小型カッティングマシン silhouette CAMEO
グラフテック (2012-03-14)
売り上げランキング: 5,629

グラフテックのカッティングマシンは、2012年11月にSilhouette Portraitというもう少し安いラインナップも追加された模様。日本ではまだ発売されていないが、米Amazonでは$179くらい。機能的にどうかは分からないけど丸くてかわいい。かわいい機械は必要なくてもほしくなる。
なんせ機械で、更にかわいいんだから。

カッティングマシンがどういうものかっていうのは動画を見てもらっても分かるかと思うけど、名前の通りいろいろ切ることができる。シルエットカメ オだと305mmx3Mまで切れるらしい。切れる素材はあんまり固い素材は刃を傷つけることになるようだけど、画用紙くらいなら問題なく切れる。
カッティングシートを切ってステッカーを作ることができるし、それをエアブラシ塗装時にマスキングするために使うことだってできる。
もっとも、一定以上細かかったり鋭角の図形は線の折り返し時なんかにひっかかったりして、あまり上手く切れない。動画中でいくつも同じ図形を切っているが、右側の小さい方の図形の成功率は50%というところだ。半分くらいはひっかかったり、シールが折れたりしている。

切るときは専用のソフトを使って、画像をベクター化して転送する。
使ったことはないけど、同じソフトでトンボ付きの画像を作成することもできてそれをプリンターなんかで印刷して、シルエットカメオにセットすると、トンボを自動的に読み込んで位置合わせをしてくれるなんていう機能もあるらしい。

切っ たあとのカッティングシートは、カス取りという要らない部分を取り除く作業ののち、アプリケーションシートという透明の転写シートに貼り付ける。それから 貼り付ける部分に貼ってから、アプリケーションシートを剥がしてできあがり。この辺はカッティングマシンだから、というわけではなく、カッティングシート でステッカーを作るときの手順と同じ。


できあがり。



「作例」

くまもんのヘルメット作ってみたり