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2019年8月16日金曜日

そういえばXP-Pen Artist15.6を買っていたのだった

6月頃にXP-PenのArtist15.6という液タブを買っていて、表面にフィルムを貼ってみたりはしたのだけど、それ以降ほぼ全く絵を描かずに過ごしていた。さすがに金の無駄かと思って引っ張り出して使ってみたけど、こりゃいい。他の液タブを使った経験がないから比較なんかはできないけど、タブレットよりずっと良い。もともと私はアナログで絵を描く人間で、絵の具の感じとか、実際に物として残るということが好きで描いているから、デジタルで絵を描きたいという欲求は非常に低いのだけど、それでもこれは良い。


今までデジタルで絵描いてきたなかで一番楽しかった気がする。ペンタブでもそんな変わらんやろ、と思っていたけど、触れたその場所に色が展開されるだけで、こんなに気持ち良いものかと思った。頭が騙されて、絵を描きたいという欲求が満たされすらした。
前に普通のAndroidタブで絵を描いていたことはあったのだけど、スタンドで置いてたり、ペーパーライクなフィルムを貼ってあったりするせいか、そのときよりぐっと良かった。



2019年8月12日月曜日

全共闘以後/外山恒一を読んだ

69年入学でバリケード封鎖されてたせいで受験できなかった(ので別の大学に入り母と出会った)という父を持つ私としては、学生運動周辺の話というのは、ずっと気になっているものではあるのだけど、そのあたりについた本はどれも難しそうで、なかなか手の出しづらいところではあった。
全共闘以後は600ページ超というボリュームながら、筆者の優れた文章力とユーモアで、小説を読むようにするりと読めた。また構成としても、冷静かつ分かりやすく全体の状況を述べているパートと、外山恒一本人とその周辺についての自伝的な部分とでコントラストというか、手触りの違いがあって、それがまた飽きずに読める要因になっている。

外山恒一というのは、世間的には都知事選の演説のことばかり記憶されているようだけど、個人的にはWeb上で読める氏の著述を見てからは、その文章力と知性がもっと世に広く知られるべきだと思っていたので、こういう本が出たというのは、大変素晴らしいことだと思う。


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2019年8月3日土曜日

筆記具、夏

会社ではノートPCも支給されているし、ほとんど誰も彼もノートPCにメモを書いたりしているし、自分もそのようにする部分はあるのだけど、基本的にはノートにボールペンで書き込むことの方が好きで、可能なときはそうしている。
図やリストを好きなように書けて楽しいし、むしろなんでみんなノートに書き込まないのか、ということは少し不思議なくらいだ。たぶんあんまりみんなペンで何か書くことが自分が感じるほどには心地よくないのではないか。

とはいえ、愛好者自体はいっぱいいるのだと見えて、ノートもペンも次々新商品が出るし、定番のものですら非常な数がある。そんなわけで、定期的にノートやペンを変えている。気分が変わると、それだけで自分の作業が何か変わるようで、うきうきしてくる。

最近使い始めたのはマルマンの方眼のA4レポートパッドで、プログラムを書くときに図やリストを書くと便利だ。そういえば、専門学校の先生がプログラマのノートはA4のほうがフローチャートとか書くときに広くて良い、と言っていた。私はフローチャートを書きはしないけど、たしかにA4くらいの広さがあると、じょっとした画面デザインなんかを書いていてもまだまだ広くて便利だ。

ペンもノートに合わせて細めのものにしようと思って、ゼブラのブレンという最近よく見るなめらかに書けるのがウリのボールペンにした。私はこの類で言うと、ジェットストリームがつるつるしすぎてて苦手なのでどうかなと思ったのけど、これはちょうどいい感じで使いやすい。何よりデザインが気に入っている。
ただ、グリップの部分がめちゃめちゃホコリが付きやすいタイプなのがちょっと嫌。