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2020年1月8日水曜日

ぴかぴかの雪平鍋

実家にある麦わら帽子みたいな鍋用の雪平鍋をうちでも買った。キッチン用品とか、便利グッズなんかを買うと、なにか生活が変わるかもしれないという期待がある。実際には生活が変わるのは既存の何かを整理したり、見直したときであって、追加というのはさほどの差にならないことが多く感じる。でも新しいからピッカピカでいい。実家にあるのはくすんだ色だけど、こっちはピッカピカだ。実家のもの昔はピッカピカだったろうか。記憶にある限りずっとくすんでいて、元からそういうものだったかなとも思った。

整理したり見直したりしないとダメだってのは、なんだってそうなんだよなと思っていて、ダメなWebシステムはいつまで経っても壊れてるところとか、よくない仕様のところが直されないで残るし、変更はいきなりエイヤでやって、そのせいでまた他の問題を生むし、生んだら生んだでまたそのまま残ったりする。
たぶんなんだって最初に作った段階で、キッチリと良いものにするというのは至難の業で、悪いところを見直す、自分の失敗を認めてやり直す、というのは絶対的に必要なのだけど、意外や意外、プログラムなんかではその作業はびっくりするほどちゃんとやられない。
なんでかっていうと、それはゼロから作るよりつまらないし、小手先で穴を防ぐような修正をするより圧倒的に難しいからだと思う。それに良くないものを直すのは、不安の伴う作業だ。ない状態から作るなら、ない状態より悪くはならないことが保証されているし、表面上の問題だけ直すのも同じだ。でも、何かを変えて違うものにし直すのは状態の悪化が発生しうる。
そして不安というのは、何をやるときにも、大きな障害になる。

年をとって、気づけば若いころよりずっと不安になることが増えたし、傷つくことが増えたような気もする。一時期はどうすれば不安にならないか、傷つかないかと考えたこともあるけど、40も近くなって、図太さも一緒に獲得しつつあり、もう不安になってもよいか、傷ついても別に良いかと思って生きている。別に誰が悪いわけじゃなくても、不安にもなるし、傷もつく。老いて弱くなっていく。そういうもんっぽい。



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