10分間で作れてプロ並みの写真が撮れる冷陰極管式フリフリライト
これは反射するものだとか、影のできやすいようなものを物撮りするときに、照明とかプロが使うような機材を使わずに綺麗な写真を撮ろうというものだ。
やり方としては部屋の電気を消しておいて、長時間露光に設定したカメラで撮影して、シャッターが開いている間に小さな照明を素早く振り回すだけだ。こうすることで色々な角度から光を当てて影や反射を抑えられるらしい。
白色LEDでも作れるらしいが、上記で紹介されているもっと楽そうな冷陰極管を使った方法で試してみることにした。そんなわけで秋月で売っていた冷陰極管のキットを買った。
基本的に組み立てて電気を流してやれば良い。私はとりあえず安定化電源につないだが、無いならACアダプタとACアダプタ用のソケットなどを買えば良いだろう。
というわけでここのところ延々撮影しているダヨーさんを写した。
間違えて青い冷陰極管買っちゃった。
おわり。
というのもアレなので続けるが、なぜ間違えたかというと秋月ではもう白い冷陰極管のキットは売っていないのだ。冷陰極管そのものは売っているので、自分でインバータを作れば行けるだろうが、さっと自分で作れる自信はない。
スタンドライトでは明るすぎるし振りづらいし、LEDの懐中電灯では光が一点に集中しすぎている。
割と弱い光で均一に範囲を照らしてくれるものさえあれば、そう考えてみて思い当たった。
スマホってまさにそういうものなんじゃないだろうか。
そんなわけで携帯電話に白い画面を表示させて振り回して撮影してみた。
おお、なんか良い感じだ!
ダヨーさんのメタリックな服とかの感じが出ているし顔に影も出ていない。
ちなみに普通の部屋の照明で撮るとこんな感じ。
どっちが良いかは難しいが、影の出てる感じや服の質感など違いは分かると思う。
もっとわかりやすいように更にメタリックなものも撮影してみた。
使ってない鍋である。グルーガンのスティックを溶かしたりとか工作に使うように100円均一で買った。一応軽く拭いたがなんかホコリとか写っちゃって恥ずかしい限りである。
これをスマホフリフリライトで撮るとこんな感じ。
おお、商品サンプルみたい! でもホコリはあるから違う!
他にも撮りにくいものの代名詞のPSPなんかはこんな感じ。
普通の照明。
スマホフリフリライト。
見ての通り手の脂とかが写るので撮る前によくよく拭いておいた方がよさそう。
これが本物のフリフリライトと比べてどうなのかは比較できないので分からないが、反射しやすいものなんかを撮る上ではそれなりに役に立ちそうである。
ちなみに白LEDで作るという作例なんかもあるので、スマホじゃなくてちゃんとしたものが欲しいという人はそういうので作ってみても良いかもしれない。LEDドライバで白いLEDを横に並べて7つ点灯させて、裏側に電池二本とかでまとめると値段的にも回路的にも電池的にもすくなくて良いなと思っているので、また機会があれば試してみようかなと思う。
余談だが、真っ白な画面を表示するにはGalaxySのテストモードを使った。
電話機能を立ち上げて、*#0*#と打ち込むと入れて、その中のSub Keyというモードで白い画面を表示させることが出来る。白い画面を表示するアプリもあるが、広告を表示するためなのか許可しなければならないパーミッションが多かったので利用しなかった。
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ただ明るすぎたりするかなという気もする。