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2020年5月26日火曜日

緊張感

割と趣味とか興味の範囲が自分と近しい業種にうつってから、長らく忘れていたけど、もっと会社で喋るのには緊張感があったなと思い出した。工場とか、スーパーで働いているときは、同年代でも無ければ、まず普通に話が通じるかというか、その人にはどういう切り口で話せば話を聞いてもらえるかみたいなことを考えていた。
今の職場なら、ある程度理詰めで温和に喋ればそこまで失敗することもないけど、それはある程度同一の価値観の範囲内にいるからで、理屈なんぞ正しくても、いきなり喋りに来たからという理由だけで全く聞いてもらえなかったりとか、知らないやつだから聞いてもらえないとか(同じ会社の人でも)、そもそも理屈で喋るやつは気に食わないとか、そういうことは普通にある。これは良し悪しではなくて、ただ、ある。
私はコミュニケーションスキルが高い人間ではないから、そういう諸々はとても苦手ではあったけど、なんとなくそういう全く自分とは違う手順で行われるコミュニケーションみたいなものが、案外嫌いではなかったような気がする。
どういう理屈でこの人は物事を考えているのか、その理屈の中では自分はどんな風に見えてるのか、そういうことを考えながら喋るのは割に楽しいことであったような気すらする。その当時にそういう緊張感を楽しめていたかというと、ちょっと自信がないけど、今思い返せばそういうものも懐かしく感じる。