作り込まれた動画だけではなくて、Youtuber的な人が作った日記のようなものが伸びるのは、誰かぼんやり傍に居て欲しいみたいな気持ちが多くの人にあるからではないかと思う。すくなくとも自分は、一人暮らしをしていて家族が出来る以前には割とそういう気持ちが強かったような気がする。学生時代には、友達がゲームをしているのをぼんやり見ていたり、特に喋るでもなく車でドライブしていたりしてその気持ちは満たされていた。でもそのうち、みんな都会に出ていくか、田舎で結婚してしまって、ただ単純に時間を一緒に過ごすみたいなことをする機会を持てなくなった。
そういうのが、生放送とか、VLOG的なものを見て、一方的な親近感を覚えることで、多少満たされるというようなことがあった。寂しさを紛らわせるため、とかいうとベタっとした陰鬱な感じがするけど、それよりはもっと軽くて、知らない場所でも知り合いが居るとなんとなく安心するみたいな、それくらいのことだ。