Vtuberだと言い張ってみた。
たいへん楽しい。そうだ。自分は自分の考えたホラを吹聴するのが好きだったと思い出した。だから小説も書いていたのだ。
正直ただの一発ネタだと思っていたのだけど、ちょっと続けることもありかもしれないと考え始めている。自分の動画は作品の紹介が薄く、メイキングに偏重し過ぎだと前から思っていたからだ。
これは物作りそれ自体が面白いということと、古き良きニコニコ技術部的制作動画スタイルを踏襲していたためなのだけど、このスタイルだと、作ったもの自体の比重がやや低くなってしまうということがあった。
とはいえ、作品それ自体だけで発表するのは自分の作品のクオリティではいかにも寂しく、またそれを面白くするにはどうすればいいのか良くわからなかった。
それが自分が架空の存在であると言い張ることで、いつもと変わらぬテンションで喋っても、好きにものが言えるという心持ちになれた。これは結構いいんじゃないかと思う。しかも動画の評価もいつもと比べて微妙に良い。楽しんでもらえてるならそれより嬉しいことはない。
そんなわけで、動画をあげてから思いついたことがまだあるので、もうちょっと続けてもいいかなと思う。
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