まだ届いていないけど、Amazonで注文したAdafruit製のBone boxというケースだけ来たので中身が無いまま入れ物だけ組み立てたりしてみた。
BeagleBone Blackというのは省電力のシングルボードコンピューターで最近はやりのRasberry Piと同じジャンルのものだ。簡単に言うと手の平に乗る程度のサイズのボード一枚に映像出力やUSB、SDカードリーダー、LANアダプタなんかが乗っていて、Linuxが動いていますよってなもの。もっともそれだけだと単なる小さいサーバーと変わらないが、GPIOってつまりデジタル入出力なんかが備わっていて、ArduinoでやるみたいにセンサやLEDを利用したりすることが出来る。
Arduinoとの差異としては、Arduinoが1チップマイコンを利用したものであるのに対して、BeagleBoneやRasberryPiは上述の通りLinuxなどの汎用的なOSが動作するような普通のパソコンに近い環境であることだ。つまりCronでプログラムを定期的に実行させることも簡単だし、大容量のHDDなんかを扱うこともできるし、PythonやNode.jsなんかでプログラムを書くことも出来る。
もちろんLinuxの知識などが必要になるので、そのあたりがさっぱり分からないとか、とにかくLEDをチカチカさせてみたいというような向きにはArduinoの方が良いだろう。
RasberryPiとの違いは多少のスペック差くらいなものだ。BeagleBone Blackの方がやや高く、やや高性能で、入出力が非常に多い。アナログ入出力も備える。ただRasberryPiの方が日本語での情報は遥かに多いので、英語の情報を読むのに抵抗のある人はRasberryPiの方が良いだろう。あとBeagleBone BlackはAmazonでも秋月でも買えるので入手性は高い。
もっとも延々書いたところで、BeagleBone Blackはまだ届いていない。お盆である。
ちなみにArduinoにしろBeagleBone BlackにしろRasberryPiにしろどれもボードがむき出しなので、ケースが色々売っていてそれを利用することができる。というわけで、やっと私が買ったケースの話に辿り着いた。
じゃーんこんな感じです。
素材はアクリルでレーザーカットされているそう。
ちなみにBone Boxというのはそのまま骨箱という意味らしく角の丸みとかは骨を表したデザインになっているんじゃないかと思う。
届いた状態ではこんな感じで台紙を外して使う。
上の写真みたいに細かい部分にまで台紙が付いているので、精密ピンセットで剥がした。
こんな感じで、前後どちらかのねじを軽く外すことで簡単にボードを取り出したりすることができる。軽く外した状態だとバラバラにならないので便利だ。
GPIOを使うときは上蓋を外して使う感じになるだろう。
製品については以下のページに書いてある。
製品自体はAmazonから買った。
Adafruit Bone Box - Enclosure for Beagle Bone
組み立てや使い方については以下のページにあった。
Preparation | Bone Box | Adafruit Learning System
見た目としては非常に全体がテッカテカで指紋が付くのが非常に気になり、傷とか付いたらやだなーという感じである。もちろんテッカテカなので見た目はすごく良いし、GPIOなんかを使うために上蓋だけを外して利用できるのも便利だ。
箱の値段が本体の半額くらいするのはどうなんだと思うが、ひとつくらいこういうものを持っていても良いのではないだろうか。もっとも、今後BeagleBone Blackとかを追加で買ったときは、おもちゃの箱とかを改造して自分で適当なガワでも作ろうかと思っている。
そんなわけで中身が届かないので、箱だけパコパコして待っています。
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追記:届きました。
BeagleBoneのケースAdafruit Bone Boxが届いた - ばかおもちゃ製作所
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