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2020年4月19日日曜日

在宅勤務しはじめた。

人生の大半を地方のブラック企業とか、派遣社員とか、割と古い非IT系の企業で過ごしてきたので、プログラマとしてよく聞くような働きやすい職場環境というものとは無縁だった。在宅勤務どころか、ヘッドホンの着用も許可されてないし、パーティションもなければ、ひっきりなしに誰かが入ってきたり電話が鳴っている場所で、最悪のときは寒くて湿度の高いエレベータホールの脇で働いてたこともある。ただ、図太いのでそこまでそういうのを本気で気にかけたこともなかった。もともと学校の授業を受けつつ小説を書いたりしていて、集中できない環境下での作業が得意だという自負もあった。
それが昨今の緊急事態宣言の云々で、ついにおらが村にも在宅勤務が来た。

で、どうだったかというと、普通に働けた。日頃と何も変わらない。もともとプログラム書いてはGitにコミットして、プロトタイプ用の環境にリリースして、クライントが確認結果をチケットシステムに上げる、みたいなやり方をちょっとずつ自分の会社に導入していたので、当たり前だけど完全にそのまま働けた。

じゃあそのまま同じだったか、というとそうでもない。最近年をとってきて、夜が近づくにつれて疲労感を覚えたり、週の後半は集中力を欠くなと思っていたことがあったのだけど、それがなくなった。家で働いてみると、自分が仕事をしていて感じるストレスとか、疲れみたいなものの殆どは、どうもその集中できない環境下で集中することに支払われているコストなのだと気づいた。だから在宅勤務になってから疲れてない。せいぜい、逆に集中の持続時間が長すぎて、やや肩が痛くなりやすくなってるくらいだ。ここに来て20代の頃くらい働けてる。
仕事自体の効率というのは、なかなか単純比較しづらいけど、少なくとも下がっているってことはないとは確信を持って言える。根拠を示せ、と言われると難しいから断言しづらいけど、たぶん少なくとも1割2割は作業量が増えているという気さえする。
明らかに良くなった。

だいたいもとから日常的に自宅で自分のためにプログラム書いたり、作業しているんだから、家で作業できないわけがないし、そのときには仕事で感じるような疲労感を覚えることなんて殆どなかったんだから、そりゃまあ当然できるわなという感じである。
反面、うちの会社でももともと家に作業スペースがない人(の方が多いっぽい)とか、家でなにかを作るというような習慣を持たない人は、それなりにキツいのかなという感じもある。ただ、個人的には本当に在宅勤務最高なので、このまま制度化されてくんないかなという感じである。
もしこのあとまた会社に来いと言われると、まあ、ウヘーという感じであるし、完全在宅可能な会社に転職してしまおうかという気にもなってきている。もっとも、この緊急事態宣言がいつ終わるのかもしらんけど。




6月くらいに新しいのが出るっていう噂があるんだけど、在宅勤務用に買った。