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2015年10月4日日曜日

欲しいなら作るか


欲しいものが売ってないなら作るしか無い。
いや売ってたとしても、自分に買えないで、作った模造品でもそこそこ気持ちを満たすのであれば、作る理由になる。たとえば私はグーグルの本社にある、Androidのバージョンが進むたびに建設されるでっかいGoogleロボット(ドロイドくん)みたいなものがとっても欲しいが売っているものではないだろう。ほかにもたまに日曜美術館とかなんでも鑑定団で見るような有名な茶器や工芸品はものすごくイカすと思う。なんとも言えない色や形をしているものがある。家に一つ置きたいが、買えるわけもない。置くための家より高いし、その家すら私には買えない。
そんなわけで、茶碗を焼くとか、でっかい立体造形を作ってみるとかいうのは、自分のやりたいことの上位に常にある。

それでふと思ったのだけど、昔電子工作が今よりメジャーな趣味で、ラジオがその主流だったような時代があると聞くけど、その頃にはもしかしてラジオを自分で買うのは高いけど作れば安いというようなことがあったのだろうか。それであれば、現在の電子工作の人口の少なさは腑に落ちる。なんせ情報電子関連で簡単に作れるような製品の大半は、もはや買った方が安い。
たとえばスマートロックとか、全然普及してない製品なら自分で作ったほうが安いというようなこともあるだろうけど、決して簡単ではない。いやそんなに複雑ということもないが、電子工作雑誌に作例が載ってたりはしない。

それならば、手に入らない欲しいものが自分で作れるということがあれば、電子工作はもうちょっとは流行るだろうか。では電子工作をすれば何が手に入るのか、そういう手に入れたくなるようなものを作っていけると良いなと思った。




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でっかいやつ。