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2015年10月29日木曜日

子どもには案外好評/Fire TV Stickレビュー

Amazon primeのユーザーなので、primeビデオで色々無料で見ることが出来る。それは良いのだけど、primeビデオをテレビに映すことが出来ないのが不満だ。Chromecastはあるけど対応していない。簡単に実装できるはずなのにない。CloudFrontに時間制限付きの署名URL作って認証ユーザーに受け渡すとかできるでしょう。AWSの標準機能なんだから。でもない。

で、AmazonはFire TV Stickというものを作ったわけです。



Amazon版Chromecast? かというと、全然違う。

Chromecastではない

Chromecastとは違うものである。
Chromecastってのは、PCとか携帯端末で見ているものを、でっかいディスプレイであるテレビに映すためのものです。なので、それ自体はメニューとかを持っていないし、拡張機能やスマホのアプリ、あるいは各Webサービス側から利用できる機能こそがその中心である。
Chromecastの目指すところは明確で、それぞれ端末を持っているような現代の環境で、メインの大きなテレビだけが孤立しているので、それもネット側に引っ張ってきてしまおうということだ。そうして、個別の小さな端末から、大きな画面でみんなで楽しもうとするためのものである。

それはどちらかというと、ネットをバリバリ使いこなしている層のためのもので、そもそも家にPCやスマホがボコボコあることを想定していて、なおかつそれからテレビに映像を飛ばしたいと考えるような、ネット動画なんかのヘビーユーザーが買うための商品であると思われる。

Fire TV Stickはどうか?

Fire TV Stickは普通の動画サイトは当然としても、PrimeビデオのWebサイトからすら直接テレビに飛ばすことすらできない。スマホアプリがあるからそれで選んで見られるかと思ったら、このアプリは完全にソフトリモコンでしかなかった。上の写真に映ってるリモコンの代わりになる機能がついてるだけのアプリである。ネット機能付きのテレビの、ネット機能だけを後付けするような商品というとわかりやすいと思う。

なので、最初に使った時、あれ、なんかイカさない商品じゃねって感じだった。
動画を見るにはいちいち、テレビ上のメニューを上のリモコンでぽちぽちやって探さなきゃならない。それをやっている間、家族は待ちぼうけだ。私が「えー、ウ、ウはどこだ?ウサ、あ、間違えた」とかやってるのを家族みんなで見ていることになる。イカさない。

プライムユーザーだから¥3,000引きだったけど要らないもの買っちゃったなあ、って感じだった。ただ、一日経って、3歳の子どもが自分で操作してウサビッチを視聴しているのを見て、考えなおした。これはそもそもターゲット層がまったく違う商品なのだ。これはネット上のサービスを拡張するものではなくて、ネットをさほど使いこなせないような層にも、ネット上でやっている便利な動画サービスを使ってもらおうというものなのだ。

リモコンは使いやすいし、ぱっと起動して、おすすめの動画を見るような単純な使い方なら、3歳の子どもにだって使える。またKindleなんかと同じで買った時点でアカウントと紐付けされているので、Wifiにさえ接続すれば有料コンテンツをいきなり買うこともできる。ボタンの押し心地も良いし、さらに動画の配信が早くてスムーズなのも嬉しい。
また他の動画配信系サービス(Netflix、Hulu、Youtube、ニコニコ動画)もひととおり使える。

まとめ

というわけで、個人的には案外悪くないかもなという印象。値引き無しの¥5,000近くで買うかと言うとちょっと悩むけど、¥2,000なら買っても良いかと思う。実は動画サイトを利用する機能って実は最近のゲーム機だと搭載していて(当然うちにもある)、さほどいい印象も持っていなかったのだけど、専用機として使いやすいリモコンとクイックな使用感があるとずいぶん印象が違うものだなと思った。プライム会員で、プライムビデオをでかい画面で見たいと考えるなら買っても良いのではないだろうか。


Fire TV Stick
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案外おすすめ。

2015年10月16日金曜日

三歳児のためにUnityでゲームを作る/三日目

うちの三歳児はゲームが好きだ。
私も生まれた頃、PCが8bitだった時代から家には大量のゲームがあり、ゲームが大好きだった。息子も同じく、大量にゲームが有る家に生まれ、すでにゲームが大好きだ。ただ、たいていのゲームにはゲームオーバーというものがあり、また私がやるゲームの多くが暴力ゲームでもあるため、案外プレイできるものは少ない。そんなわけで、Unity5を使ってゲームを作ってみることにした。


息子はハンバーガーが好きなので、それを作るゲームにすることにした。
お客さんの注文でハンバーガーを作ったらお金がもらえて、うまく作れればもっとお金がもらえて、お金がもらえると食材が変えて、食材を買うとよりもらうお金が増えるというようなゲームにするつもりだ。ペナルティはない。続けていくとどんどん儲かって、グレードアップするというものだ。


ハンバーガーの画はとりあえず前に描いたものを使っている。これから書きなおしたり、追加したりすると思うが、プロトタイプはこれで作る。これじゃハンバーガーじゃなくてマフィンだけど。

とりあえず画像を適当にまとめて、ボタン押したら配置だけ出来るようにした三日目版が以下。

バーガーゲー v001

久々にUnityに触れたけど、とにかく動くものを作ろうと思って書いているととっても楽しい。色々考えるより、とりあえずプロトタイプみたいなもので成果を出していくように作っていった方がモチベーションは維持しやすいのかもなと思った。




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Unity4の版を読んだけど、ざっとやるだけで一通りわかって良い本だった。

2015年10月4日日曜日

欲しいなら作るか


欲しいものが売ってないなら作るしか無い。
いや売ってたとしても、自分に買えないで、作った模造品でもそこそこ気持ちを満たすのであれば、作る理由になる。たとえば私はグーグルの本社にある、Androidのバージョンが進むたびに建設されるでっかいGoogleロボット(ドロイドくん)みたいなものがとっても欲しいが売っているものではないだろう。ほかにもたまに日曜美術館とかなんでも鑑定団で見るような有名な茶器や工芸品はものすごくイカすと思う。なんとも言えない色や形をしているものがある。家に一つ置きたいが、買えるわけもない。置くための家より高いし、その家すら私には買えない。
そんなわけで、茶碗を焼くとか、でっかい立体造形を作ってみるとかいうのは、自分のやりたいことの上位に常にある。

それでふと思ったのだけど、昔電子工作が今よりメジャーな趣味で、ラジオがその主流だったような時代があると聞くけど、その頃にはもしかしてラジオを自分で買うのは高いけど作れば安いというようなことがあったのだろうか。それであれば、現在の電子工作の人口の少なさは腑に落ちる。なんせ情報電子関連で簡単に作れるような製品の大半は、もはや買った方が安い。
たとえばスマートロックとか、全然普及してない製品なら自分で作ったほうが安いというようなこともあるだろうけど、決して簡単ではない。いやそんなに複雑ということもないが、電子工作雑誌に作例が載ってたりはしない。

それならば、手に入らない欲しいものが自分で作れるということがあれば、電子工作はもうちょっとは流行るだろうか。では電子工作をすれば何が手に入るのか、そういう手に入れたくなるようなものを作っていけると良いなと思った。




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でっかいやつ。