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2015年2月17日火曜日

アナログゲームを積む遊び

子供のころ、うちには古いボードゲームがひとつだけあった。おぼろげに太平洋戦争の艦隊戦をやるゲームだったように記憶しているが、プレイしたことはない。それは兄がぜんそくで入院した折にかわいそうに思った父が兄に買い与えたものだが、結構本格的なボードゲームだったらしく子供に分かるような簡単なルールではなかった。それに懲りたのか、以後うちでは人生ゲームだとかUNOみたいなメジャーなもの以外ではボードゲームを買うことはなく、めでたく私は重度のビデオゲームマニアになったが、アナログゲームのことは殆ど知らない。

それから私はビデオゲーム中毒になったことを遠因として、社内システムなんかを作る種類のプログラマになったが、数年前から電子工作もするようになった。もともと興味のあった分野で、濃く入れたコーヒーのようにブラックな会社をやめて職業訓練で制御プログラミングを受講したことでとっかかりが出来た。シュタインズゲートのダイバージェンスメーターを作ったのが最初で、それからくだらないものをいくつも作った。

プログラムは面白いが、電子工作にまた別の面白さがある。手触りの有無というのが大きな違いだ。プログラムを書くことで、物理的にモーターが動いたりするのは楽しい。自分のやったことが確かに現実に影響を及ぼすことなのだという実感が有る。
ビデオゲームとアナログゲームの間にも、そういう違いが有るのではないか。



というわけで、最近アナログゲームを月に一個買っていいという許可を自分に与えたぜイェー!

カルカソンヌとか街コロとかトランプとか買ったけど、妻と遊ぼうとすると子ども(3歳)がやってきて、「ぼくもつくるのー!」とか言って適当にカルカソンヌのパネルを並べまくったりするし、街コロはサイコロふるだけだから出来るんだけど、逆にサイコロふるだけなのでそのうちやる気を失い始めたりして、あまりプレイできていない。

もっともあと一年もすれば遊べるようになるだろうし、積みゲーは大人の嗜みであるので、悠然とゲームをコツコツと積み続けている。そうしていつかディセント(2,3時間とかプレイにかかるファンタジーゲーム)なんかを子どもとやれたら良いなあと思っている。




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