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2012年11月1日木曜日

電子工作講座と私



数年前、私はごく一般的にブラックなSIerをやめて毎日カレーを作ったりパスタを茹でたりしながら、職業訓練に通っていた。コースは制御プログラミング講座で、アナログ回路から、デジタル回路、シーケンス、マイコン(アセンブラ)、マイコン(C言語)、卒業制作(ライントレーサー)までを各一ヶ月、一日6時間かけてやるといったものだ。
もともとコンピュータの専門学校に三年間通っていたが、 ここの授業密度たるやその三年分より高いほどで、プログラムや制御に前提となる知識を持たない大半の受講生はたいがい来るところを間違えたという顔をしていた。
ただ私にはとても充実した日々だった。
毎日、普通の学校とは違って他の授業をすることもなく制御のことだけをやり、ブレッドボードに回路を組み、半田付けをした。先は見えず、貯金もなかったので失業手当でギリギリの暮らしをしていたけど、あれは青春だったのだなあと思ったりする。


その後、貯金が完全に尽きたので二週間で給料がもらえる派遣のプログラマをやったりして、制御系のプログラマになることはなかったけど、電子工作を趣味でやれるようになった。
これは本当に楽しい。



そんなわけでみんながもっと電子工作をやれば良いと思うので、電子工作講座のようなものをやってみたい気持ちはあるのだけど、説明を書いているとやがて面倒くさくなってやがて上記のようなバカバカしい動画を作って、布団にもぐりこんでしまう。
手っ取り早く電子工作をできるようになるにはどうすれば良いか、ということを色々考えてみたりもするけど、結局の所それはプログラムを組むのと同じで、具体的な何かを作るということを目標にして、自分で考えて自分で試してみることだ。
部品を買い集めるのは、最初のうちは出費がかさんで悩ましいのだけど、作りたいものに必要な分+アルファみたいな感じで買っていくと、気づけば家が部品だらけになっていると思う。
私は使ったことないけど、aitendoの抵抗パックなど買うと手っ取り早いかも知れない。
aruduinoを買って武蔵野電波のブレッドボーダーズなんかを試すのも手っ取り早いかも知れない。
私自身は高いし、おもちゃに組み込んでしまうのには不都合なことが多いので、そのままAVRマイコンを使っていて、arduinoは実験くらいにしか使わないけど入門には結局これが良いだろう。

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