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2019年11月14日木曜日

文章を好きになりたい

いつの間にか書くのが嫌になっていた、というようなことを前に書いたけど、ではそもそもそんなに書いていて幸せなことというのがあったのかなとも思う。たとえば私は絵を描いていれば、本当に楽しいと思うことがしばしばあるし、プログラムを書いていても、その行為そのものでそれなりに面白いと思うことはある、けれども文章を書いているときにそれを感じたことってあったろうかと思う。
文章は書くたびにつながらない感じとか、重さが自分をみしみしと締め上げているような気がする。伝わらないのではないだろうか、みたいなことばかり考えている。そのせいなのかもしれないなとも思う。自分のことではなくて、人のことばかり気にして書いている。
絵で伝わって欲しいと思ったことはほとんどないし、プログラムはそもそも正しければ動くので、行為そのものの疑問を感じたりしないけど、書いているときは、それが正しいのかどうか、すぐに気持ちの中でぐるぐると迷い込んでしまっている気がする。
これを書いている今も、すでに自分の思っていることが書けてないんじゃないかとか、長すぎて鬱陶しいんじゃないかとか、そういうことを思い始めている。

不思議に書きたいという気持ちは常にある。そうして文章にして出していくことで、自分のどこかに風通しがよくなるような気がする。それがなければ、そこは腐っていってしまうような気がする。とはいえ、そういうことを書こうとすればするほど、書いて、消してを繰り返して余計に腐っている。嫌になる。
とはいえ、書かないなら、書いてしまえばいいじゃないかと思う。

書こうと思う。
書いて、特に伝わるかとか気にせず。
事実誰にも特に伝わらずとも、書くことを好きになりたい。

いつの間にか自分の絵が好きでたまらなくなったように、文章のことも好きでたまらなくなりたい。そうして、自分のための文章を書いていられればなと思う。いつでも出来て手軽なことが大好きだというのは、大変良いことだろうから。