ばかおもちゃ本店:Youtube twitter:@sashimizakana Amazon.co.jpアソシエイト

2016年12月5日月曜日

steamコントローラーを使い始めた

steamコントローラーとsteamリンクが国内販売が始まったので購入した。人気が高いからか発送までかなり時間がかかったが、土曜日に届いて、何時間か試しにsteamコントローラーを使ってみた。steamリンクについてはまた改めて書く。


steamコントローラーは言わずと知れた、valve社謹製のコントローラーで、おそらく、マウスやキーボードが必要とされているタイトルのゲームもコントローラーだけで遊べる、とか、コントローラーだとどうしてもFPSなんかでマウスに撃ち負けるのをどうにかする、とかそういうところを目標に作られたのではないかな、と想像している。


というのも、steamコントローラーには右スティックがなく、代わりに大きなタッチパッドになっており、これの挙動は(設定で変更できるが)基本的にアナログスティックよりは、マウスや、ノートパソコンのトラックパッドなんかのイメージに近く、PC側での認識は完全にマウス操作になっている。
スライドすると、振動で細かいクリック感を出すようになっていて、慣性があるので素早く動かすと動かした量以上に素早くカーソルが飛んで行く。
これはつまり、ほぼ等速で動かすしかないスティックとは違って、熟練すれば、狙ったところに瞬時にぴたりと動かせる、というようなことを狙っているのだろうと思う。

では実際に使ってみてどうか、というと、かなり辛い。これはそもそも私がここ十年近く、steamを含めゲームの大半を360コントローラーでやってきており、また右スティックに完全に慣れているというところも大きいと思う。なので、そういう人間の意見である、と差し引いて聞いてほしいが、狙ったところに合わせられないし、また右ボタン位置も縦にかなりずれているせいで、反射的にAだと思ってYを押したりしているようなことが何度も発生している。

またコントローラ本体のナリもかなり大きい。私の手は世間一般の男性として、平均くらいなものだと思うが、少し持て余しそうな感じがある。360のコントローラーが手にすっぽりハマる感じなのと比べると、こちらは手の中で一杯になるという印象だ。しかし使っていてそこまで疲労感などを覚えることもないため、これはそもそもそのように持つほうが良いと考えて作られているようにも感じる。

更に、ゲームによっては、コントロールが、マウス+キーボードがある、または右スティックを備えたコントローラー、という前提で作られた武器選択になっているものがある。これはつまり、キーボードでは数字キーで武器選択、コントローラーではLBなんかを押しっぱなしにすると武器選択ホイールが出て、右スティックで選ぶというようなものだが、steamコントローラーの場合、LBを押しっぱなしにして武器選択ホイールを出しても、右スティックがなくパッドはマウスなので選べない、ということがあり、この操作をどうやっていいのか私にはわからなかった。

それでは、steamコンを使わないか、というと、そうではなくて、しばらくはこれを使ってみようか、という気になっている。

というのも、前述のとおり、やはりこれを使うとエイムがちょっとマシになるのではないかということに、期待を持てそうだと感じたからだ。まだ全然うまく動かせないが、それでも、狭い範囲での動作だと、今までよりヘッドショットがかなり取れやすい感じがする。それに、これまでスティックだと、狙っているところまで、ウニョーン、と動かしている気がしているのが、ぴしっと動かす感じがするので、ゲームの手触りが少し違う感じがして楽しい。
マウスの代わりになるのも便利だ。さほど多くはないが、steamのゲームにはコントローラーサポートがないものがあるが、そんなゲームもある程度ならプレイすることができる。感心したのが、それぞれのゲームの他人のコントローラーの設定が、公開されていればそのまま利用することができることだ。しかもこれは利用者数などでランク付けされているので、みんなが認める良いキーコンフィグみたいなものを、何も悩まずに使ってしまえる。

ほかには、グリップの裏にある握りボタンみたいなものが、何かと便利だ。この位置はとにかく押しやすいので、多くのコミュニティのキーコンフィグで「使う・乗る・拾う」みたいな便利用途をまとめた設定にしてあったりして、キーバインドがどれかわからなければとにかく握る、みたいな感じでどうにかなったりする。これは結構気持ちが良い。




結局こっちに戻るかもしれないけど。