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2016年10月29日土曜日

人工知能がなんでもやってくれるはず

PCが壊れたのは以前書いたとおりで、やっとあれこれ設定し直して日常を取り戻しつつある。それで、ここ一ヶ月くらいデジカメで取ったものを取り込んでいなかったな、と思ってカメラもつないだ。すると、カメラの取り込み済み画像は省く、というオプションはどうやら実際のフォルダに何があるかではなく、どこかにデータとしてファイル名なんかを記録していたらしく、どーんと以前の取り込み分も合わせて数百枚分が再度取り込まれた。
ただ上書きで取り込まれるだけなら構わないが、全部ご丁寧に (1)と数値と不可解な空白付きのリネームでどーんと増やしされた。とても手で消してられない。そんなわけでNodistのインストールがてら5分ほどでスクリプトを書いて重複したファイルをまとめて消した。
こういうことを人工知能とかが、すぱぱっと自然言語で指示するだけでやってくれるようになったりしたら、自分も晴れてお役御免になれて、それはそれで素敵な未来だ、と思った。



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2016年10月27日木曜日

偏頭痛のこと

偏頭痛持ちである。中学生くらいから発症し始めて、20代前半まで2,3か月に一度くらいのペースで酷い頭痛に悩まされてきた。偏頭痛が始まる予兆はあって、左目の視界がギザギザのすりガラスを通したように欠けていき、次いで呂律が回らなくなり、視界と言語認識能力が低下する。この認識能力の低下というものは独特のもので、目に見える文字や、物が、それとわからなくなるというものだ。つまり知識として、あ、という文字が、あるいは財布、というものが、それがどういうものか知ってはいるのに、実際に見えるそれと結びつかない。目の前にあるのに「財布どこいった」と探し続けることになる。誰かにそれが財布だと指摘されると、よくよく見て、ああそうだとわかるようになる。
頭痛は一番酷い時間が2,3時間続き、そのあと完全に治るまで2日くらいかかる。もっとも酷いときの痛みは人に膝蹴りを頭に喰らい続けるくらいの痛みで、吐き気も併発する。ただ意識が朦朧としているせいか、そんなに痛くても眠れることが多いので、大抵の場合は無理矢理眠ってごまかしていた。本当は偏頭痛の予兆時に飲めば発生を抑えられる薬などあるらしいのだが、なんとなくごまかしているうちにオッサンになり、偏頭痛の起きる頻度も減った。会社の健康診断で医師に聞いたところ、年をとるうちに軽減する人が多いとの由。またネットでイブAが痛くなってからも効きやすいという話を読み、たしかに軽減できるようになったということもある。薬を飲むと1時間程度で多少マシになる。昔は頭痛を抑えると吐き気が前面に出て辛かったが、最近はマシでそういうことも少ない。
とはいえ、目が覚めるといきなり頭痛がして動けないというようなこともあり、そんな朝にこれを書いている。



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バーナード嬢曰くを読んだ

施川先生はエッセイ漫画で自ら書いてたり、アニメのキャラデザを可愛くしてくれと頼んでたり、対談でサナギさんは萌えキャラでやりたかったと言ってたり、あんまり自分の画力とか絵が好きではないのかもしれない。ただ私は大変好きで好きで、サナギさんのキャラなんて誰も彼もものすごく可愛いと思うし、バーナード嬢曰くだと、長谷川さんがとにかくめちゃめちゃに可愛いという、そういうアレです。



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妻に恋する66の方法を読んだ

福満先生のあたらしい漫画読む。愚痴とか妄想ネタのようなものを減らして、妻のかわいいエピソード多め。扉絵が大きくて可愛くて大変良い。いつもの福満先生をより一般受けするような感じに、微調整してるような感じ。ともかく先生が元気そうで良かった。


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2016年10月24日月曜日

Windows10でHDDが壊れてドライブを交換して再インストールした

PCを起動すると、ものすごく動作が遅くなっていた。タスクマネージャーを見てもほとんどディスクアクセスがあるわけではないのに、HDDの利用率が100%に貼りついている。あれこれ設定や動作しているプログラムを終わらせたり、USBの周辺機器を外したりするも改善しない。仕方ないと思って、PCを初期状態に戻してみるが、それでも改善しない。どうやら、ハードウェアの問題だ。

調べてみると、私のPCに最初から搭載されていたHDDはWDのGreen(現状では機能そのままにBlueに統合されている)という安いのだけど評判の悪いもので、寿命が短いなんていう話もあるらしい。とりあえず交換しようと思って、WDのBlue(旧Greenではない7200回転のもの)と、回復メディア用に32GBのUSBメモリを注文した。

回復メディアというのは、Windowsが起動しなくなった場合などにライセンス登録などをそのままに違うHDDなどに移行するためのもので、コントロールパネルから作成することができる。作成時にシステムファイルを回復ドライブにバックアップする、というオプションがあり、再インストール後だから特に必要ないような気もしたが、とりあえずチェックを入れて作成した。作成は1時間程度で済むという記事があったが、HDDの障害のせいだからだろう、4,5時間かけてやっと完了した。

復旧させるのは簡単で、今までのHDDを外して、新しく到着したHDDを接続して、USBメモリを刺して起動するだけで再インストールが始まり、1時間ちょいで完了した。再インストールが終わると、動作の遅さはなくなって、正常に戻った。というか、回転数が上がったためかこれまでより圧倒的に早くなった感じがあるし、ついでに言うと音すら前より静かになった。これに関してはふつう回転数が上がるとうるさくなるはずなので、ずいぶん前から調子が悪かったのかもしれない。なんにせよ完全に動くようになってよかった。



2016年10月17日月曜日

なぜ思いつくことと、思いつかないことがあるのか

色々ものを作ったり、考えたりすることをこれまでやってきて、上手くいって出来るようになったことも、かなり進めたのにどこかでやることができなくなったこともある。現在進行形で上手く行かないと思って苦戦しているようなこともある。
いろいろ作業法を考えたり、発想法の本を読んで試してみたりしてはみるが、根本的に解決されないこともある。ある分野はほとんど作業にも計画にも苦労しないのに、ある分野では全く上手くいかないというようなことが、自分の調子に関係なく存在する。
そういうのは、自分のものを考えるときのもっともベースになるイメージが間違っているのではないかと、最近ふと思った。

ファインマンのエピソードで、学生時代に心のなかで数字を数えながら朗読できる人と、できない人がいるというような話がでてくる。ファインマンはできない方に属するので、最初はできると言う人を信じられずやってみてもらうと、なるほど問題なく両立する人が一定いることがわかる。それで不思議に思って詳しく聞くと、出来る人は数字を数えるときにそもそも視覚的に、目盛りを見つめるようなイメージを浮かべて数えているという。だから朗読と両立しても問題がない。そうでない側は、数字は心の中で声を出して「いち、にい、さん・・・」とやっているので、朗読しようとすると邪魔して数字を数えられない。という話だ。

そういうような、その人が意識せずに採用している根本的な物事を考えるイメージというものが、できるできないに大きく影響しているのではないか。あるいは、そういうものが、例えばどれだけ教えてもプログラミングができるようにならないとか、絵が描けるようにならないとか、そういうことの差になっているのではないだろうか。もしかすると、そのメンタルモデルのようなものの組み立て方が伝われば、これまでできなかった人ができるようになっていくのではないか。

これはもちろん何の根拠もないただの空想だ。だけど、それはとても魅力的な考え方だなと思う。これまで私は、ものすごく良い絵を描いたり、とてもおもしろい物語を考えたりする人のことを、自分は到底及ばない単純にものすごく優れた人たちである、と思っていた。何をどうあがいてもそのようにはなれないのだ、と。しかしそれが違うかもしれないなら、それは大変素敵なことだ。私にも、私が憧れるような思いつきができるかもしれない。この年からでも、まだ別の人のような考えを持てるかもしれない。そうであれば、まだまだ飽きずに生きていくことができる。




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2016年10月12日水曜日

食い物の科学本/実況・料理生物学(小倉明彦)

食べ物が好きだ。食べるだけじゃなくて、食べ物のゲームも好きだし、食べ物の絵を描くのも好きだし、食べ物の立体造形をするのも好きだ。当然食べ物の話を聞くのも好きなので、この本は面白かった。料理を通して生物学を語る大学の講義を書籍化したもので、分量としては数講義だが、小倉先生の多彩な知識は本題の生物学以外にも広がっていく。
ウシの胃がいくつかあって反すうをして飯を食う、ということは知っていても、それが4つで、反すうは1~3胃で草を発酵させるために行って、発酵後に4胃で消化する(なのでもう反すうしない)、なんて面白い話が随所に出てくる。
ほへーと読みながら、とにかくミノが食いてぇなぁ、と思った。



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2016年10月2日日曜日

電子ゲームかわいいよ電子ゲーム/電子ゲームなつかしブック

単機能なものが好きだ。たとえばスマホで時間が見れるといっても、機能が限られてるチープカシオが可愛いくていくつか持ってる。おもちゃでも、ゲームでも、同じようにそれしか出来ないやつのほうが愛おしい。エレメカ(じゃんけんポン!とかゲーセンで言ってる機械)なんかも大好きだ。そのためだけに作られた機械が好きだ。便利ではないが、そのほうが良い。

今の家庭用ゲームが売られる前に、電子ゲームというものが流行った時代があった。ゲームウォッチなんか有名だが、つまりはごくごく単純なスコアゲームができるだけの小さな端末で、現在から考えると信じられないくらいに簡単なものであったのだけど、それがあちこちの会社が参入するくらいざっくざっく売れていたらしい。

らしい、というのは、私はリアルタイムな世代ではないからだ。私が物心ついた頃には、ゲーム機というものはファミコンのことを指していた。もっともそれでもその時代にはまだ、年上の兄弟の居る家では電子ゲームを見かけることもあり、持ち運べるピコピコ言うそれは、魅力的に映っていた。

だからこの電子ゲームなつかしブックを読んでも、私は郷愁や懐かしさといった感情を覚えるわけではない。ただただ、単機能なゲーム機が愛おしいという気持ちで眺めていた。どれもこれも欲しい。欲しいものは作るしか無い精神で言うと、自分の作るべきものはこういう単機能なゲーム機械なのではないかと思った。

ちなみに単機能なゲーム機以外にも初期のゲームコンソールなんかも載っていて、コレコのテルスターアーケードなんかも激烈に可愛い。


なんだこれ最高かよ。



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