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2014年8月1日金曜日

つまらなくない明日のために

いきさつ

以前、たまたま見ていたニコニコ動画で知らないオッサンが、カラオケボックスで無表情にプリキュアのダンスを踊っていた。そのとき私は自分がつまらない奴なのは、自分がつまらないこと以外を行おうとしないからではないだろうかと思った。
私にはなぜその人が自画録りの動画を投稿しようとしたのかは分からなかったが、その人が私よりだいぶ面白くて、だいぶイカす人間であると思った。ダンスを一生懸命に踊って、みんなに見せるというのは素敵なことだ。
そういう唐突でイカす思いつきが自分にはない。
いや、たとえばそれを思いつくことは出来ても、やろうとしないのではないか?
日々が代わり映えもなく、そっくりの面構えで通り過ぎていくのはそのせいではないか。
じゃあともかく思いついたことをやって、人に見せよう。
そんなことを思って、ニコニコ動画に動画を上げ始めたのが三年ほど前になる。

それから主にスカートめくりとか、艦隊くりっかーなんかが沢山の人に見てもらえて、ちょっとは愉快な思いもできた。ただまだまだ足りないと思う、マイペースで、とか、空いた時間で、とかそういうもんでは、なかなか自分の生活の手触りが変わるほどの面白さってのは体験できないのかもしれない。
そんなわけで、もっと色々考えて、より多くのものを作って、沢山の人を笑わせて、なんか技術が出来るってすごいなあとか、楽しそうだなあとか思ってもらって、自分が小さい頃に憧れたすごい人たちの面影を追いかけるように生きて行くことができれば、大人になってから消えてくれない胸につまったような焦燥を飲み下せるんじゃないかという気がする。
で、同じようなテーマだけだと正直生産量に限界があるので、いろいろ他にもやりたいことを考えてみた。それでちょっとばかしまとめて書いてみて、実現に近づけられればなと思う。

架空のおもちゃの作成

ばかおもちゃ本店という名前がそもそもこれをやるために考えたものなのだけど、あまりできていない。ごくくだらないのだけど、ちょっとは遊べるものみたいなものを作りたいのだけど、時限爆弾のおもちゃくらいしか作っていない。
またこれは実際には動作しなくても、それっぽい架空の商品というラインでも良いなあと思っている。クラフトエヴィング商会のような空想商品を、それっぽく見える形で具現化するというようなやつだ。
もっともこれはある程度細工の精度とかが必要そうで、なかなか難しい。
何でも段ボールとガムテープを使ってしまう私の作品では、ディストピアSFのレジスタンス工作的なものに限定されてしまうような気がする。

外に置いて映える作品の作成

で、ドット絵彫刻自体がものすごく良いアイデアで面白そうなので、今度実際にやってみようと思うのだけど、それと一緒に、外に置ける作品ってのはすごく良いなと思った。外に置けたり、外の何かと調和したりするのも面白い、ガードレールを勝手に直すなんて記事も良かった。ほかには少し前だけど、3Dプリンタで道の欠け目にレゴを嵌めるという最高にイカす動画もあった。



こういう外部の世界とつながるようなものを作りたいなと思う。
私の作品はどれも部屋の中に収まっていたし、想像力もそこまでだった。
だから外に向かうものをひとつ作りたいと思う。

出来るだけ毎日作品を作る

一週間だけやってみて出来なくはなかったんだけど、ほとんど日々がそれだけに忙殺されて子供と遊ぶ時間も無くなるのでより効率化が必要じゃないかなと思う。前回やったときは、説明用に写真数枚と、オチというかデモの動画数十秒だけという限定っぷりだったのにそれでも二時間くらいはかかってた。
でも毎日動画を作ったりすることは良い。何かを上手くなる中で、少なくとも外せないのは毎日できるだけやることだろう。すくなくとも慣れることは出来る。
もっともやらないよりやる方がマシと思って作ってはいても、たとえば「空き缶に顔描きましたよ!」みたいな緩すぎる動画を毎日上げてたら、みんな呆れて見てくれなくなるんじゃないかという恐怖がある。
でも出来るだけ日々作ろう。

動画の見せ方を考える

Youtubeなんか見てると本当に良い感じの動画の山で、自分の作品の安さにちょっと恥ずかしくなる感じすらある。ともかく重要なのは、編集云々より、良い素材をまず撮ることである気がする。で、そんなものを自分できっちり考えて撮ったりするべきなのだろうなと思う。ただの工作動画ではなくて、より面白く、作品の一部を成す物として動画を作りたいと思っている。

絵をもっと描く

私の絵は上手くない。ただ私はたぶん世の中の大半の人よりかなり自分の絵が好きである。
そんなわけで、動画とかでもっと自分の絵を見せつけていきたい。
これに関してはニーズとか関係ない。プリキュアのダンスする人みたいなもんである。
ただ自分の絵をもっと好きになるために、もっと空間とか、細々したものがある風景みたいなものをタッチを残したまま適当に描ければなと思う。なので描けないそういうものを無理して描いていこうかなと思う。

ブログもっと描く

学生時代なんかはほとんど毎日どうでも良いことを書き散らしていたのだけど、ある程度まとまって良い物を書こうと思ってから、毎日やらなくなってしまった。で、割合としてはぐっとまともに書くようにはなったのだけど、絶対量としてはまともな記事の量が減ったのかもしれないと思ったりもする。
というわけで、どうでもいいこと、というタグをつけてどうでも良いことを書いていこうと思う。もう普通の日記みたいなもんまでここに書いちゃえ。

つまらなくない明日のために

ともかく毎日続けるべきなのだと思った。
やっているものとか、作っているものがつまらなかったとしても。



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